今回は北アルプスの奥穂高岳(おくほだかだけ)の登山記録の後編となります。
奥穂高へは涸沢を経由するルートが一般的ですが、「重太郎新道」を経由して前穂高岳・奥穂高岳を目指すルートを解説しています。
前回までのあらすじ
前編では、奥穂高岳の基本情報と上高地から前穂高岳までを見てきました。
後編では、紀美子平から奥穂高岳までを解説していきます。
ルート解説(重太郎新道)
④紀美子平〜奥穂高岳山頂
紀美子平から先はかなり岩場が続きます。(10:44)
ヘルメットは必須になります。
途中切り立っている箇所もあるので、足元も注意が必要です。(10:45)
岩場が長時間続きますので、別の山でそれなりに経験を積んでいくことをオススメします。
岩が切り立っています。(11:30)
鎖場も多くなってくるので、グローブがあると安心です。
どこ見ても視界が開けていてとても気持ちいいですね。(11:53)
山頂までもう少しです。
だんだん山頂が見えてきました。(11:54)
ジャンダルムも見えてきました。(11:58)
ここを登りきれば山頂です。(11:58)
奥穂高岳山頂です。(12:00)
皆さんこちらで記念撮影をしていました。
標高第3位だけあって、山頂からは素晴らしい景色が楽しめます。
北アルプスを360度楽しめます。
ここから奥穂高岳山荘へ向かう道とジャンダルム方向へ分岐します。
ジャンダルムに向かう人々。
さすがに屈強な人が多いですね。
断崖絶壁でとても登れる気がしませんが、いつか実力をつけてチャレンジします。
⑤奥穂高岳山頂〜奥穂高岳山荘
山頂から山荘に向けて降りていきます。(12:42)
山荘が見えてきました。
足元が悪いので、慎重に降りていきます。
山荘が見えてからが意外と長いです。
急な下りが続くので油断できません。
ついに山荘に到着です。(13:09)
岳沢小屋出発から約7時間で到着です。
奥穂高山荘は大きい小屋なので、ハイシーズンでも安心ですね。
予約していたテントの受付をしてゆっくりします。
山頂から小屋までの道を振り返ると、なかなか急ですね。
山荘からの景色も格別ですね。
涸沢がはっきりと見えます。
皆さん景色を見ながらまったりしています。
テン場は、山荘横を少し登った先にあります。
この日は、奥穂高山荘で一泊して、翌日涸沢経由で上高地に下山しました。
重太郎新道のまとめ
上高地から重太郎新道を通って奥穂高岳に登ってみました。
今回は余裕を持って岳沢小屋で一泊した上で、テン泊装備でのチャレンジでしたが、それでも7時間ほどの行動時間となりました。
感想はグレーディングのとおり、難易度が高めのルートだと感じました。
コース状況も、ひたすらの登り、岩場、鎖場の連続ですので、それなりに体力・技術を求められます。
逆にいえば、岩場好きにはたまらないルートになっています。
また、紀美子平以降はかなり視界が開けているので、涸沢ルートとは異なる絶景が楽しめるのも魅力です。
今回は登りで重太郎新道を利用しましたが、急登が多かったので下りの難易度はより高まると感じました。
岩場が多いので雨の場合には難易度はより高まるので、ルートは天候を見ながら慎重に検討してもらえればと思います。
以上、山行の参考にしていただければ幸いです。
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